海外挙式には、大きく分けて「ブレッシングウェディング」と「リーガルウェディング」の2種類があります。2つのスタイルの違いに触れつつ、各スタイルの手順や注意点について解説していきます。自分たちの希望に合わせて、どちらにするか考えていきましょう。
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海外挙式の代表的な2つのスタイル
海外挙式には、大きく2つのスタイルがあります。「ブレッシングスタイル」と「リーガルスタイル」です。
結婚式の手続きや事前の準備が大きく異なりますので、どちらにするか考えておくといいでしょう。
2つのスタイルの違いは、「入籍のタイミング」です。挙式前か、挙式後か、です。
- ブレッシング式:日本で入籍⇒海外で挙式。
- リーガル式:海外で入籍⇒帰国後に手続き。
具体的な内容や注意点を説明していきます。ちなみに、ブレッシングウエディングの方が一般的です。
ブレッシングウエディングとは
ブレッシングウェディングは、日本で入籍してから、海外で挙式を行うスタイルです。
挙式といっても、「正式な挙式」ではなく、教会で新婦に「祝福してもらう」式です。
海外の挙式では、キリスト教信者でないと、正式な結婚式を挙げることはできません。
そのため、海外の教会で結婚式を挙げる場合は、代わりの儀式が必要になります。その一つが、ブレッシングウエディングです。
ブレッシングウエディングの意味は、「信者ではない」二人の結婚を「祝福する」儀式、という意味です。
結婚した二人を祝福するわけですから、新郎新婦は、既に入籍している必要があります。
国内で入籍後、海外で挙式、という流れには、そのような事情があったからですね。
ブレッシングウエディングの手順と注意点
実際にブレッシングウエディングで海外挙式を挙げるまでの手順は、以下の4つのステップです。
- 日本で入籍する
- 「婚姻受理証明書」を発行してもらう
- (必要に応じて教会で結婚講座を受ける)
- ブレッシングウェディングを挙げる
3の「結婚講座」というのは、キリスト教会で、祝福を受けるために必要な基礎知識のようなもので、日本の教会で事前に勉強します。きちんとマナー・しきたりを知っておく必要がある場合もありますからね。
注意点は、結婚式の前に入籍をするので、「結婚式の前に入籍後の手続きが必要になること」です。新婦側は、特に注意が必要です。
パスポートや運転免許証等の身分証明書や、クレジットカード等は、入籍後速やかに名義を変更しましょう。
特にパスポートは航空券を取る前のタイミングで名義を変更した方がスムーズですので、早め早めの行動が大切です。
なお、パスポートの名義変更には1週間ほどかかります。
リーガルウエディングとは
リガールウエディングは、ブレッシングウエディングに比べれば一般的ではありませんが、逆に、とても個性的な結婚式のスタイルです。
ブレッシングスタイルとの違いは、海外で「入籍すること」です。未婚のまま海外に行きます。
現地の法律にそって、結婚式を挙げて入籍します。要するに、その土地の新郎新婦と同じ手続きを経て結婚します。
リーガルウェディングには、特徴的な点が2つあります。
- 結婚式を挙げた土地にも記録として残る
- 戸籍に「○○(その国)で婚姻した」と記録に残せる
「海外で結婚式を挙げた」という感じが強いのが、リーガルスタイルです。
リーガルウエディングの手順と注意点
リーガルウエディングの場合、手順は3つのステップです。
- 海外で挙式を挙げる
- 帰国後、結婚証明書が届く
- 国内で入籍する
リーガルウエディングには、手順はシンプルですが、注意点がいくつかあります。要注意です。
- 希望の結婚式場でリーガル式が実施できるか
- 海外に行く前に国内で入籍しない
- 婚姻届を出す自治体が結婚証明書を受け付けるか確認する
婚姻届を出すときに結婚証明書を提出しないと、ただ普通の入籍になってしまうので、要注意です。国内で結婚式を挙げたカップルと同じになってしまいます。
せっかく、リーガルウエディングをするなら「○○で結婚した」って戸籍に書きたいところですよね。
ぜひ、事前に提出予定の自治体に、結婚証明書の受付の有無や手続きを確認しておいてください。
ブレッシングウエディングとリーガルウエディングの違い
最後に、もう一度、ブレッシング式とリーガル式の違いについて、まとめておきましょう。
ブレッシングウエディングは、国内で入籍してから海外で結婚式を挙げる。
リーガルウエディングは、未婚のまま海外で結婚式をして(現地の法律で)、帰国後、国内で入籍をする。
国内入籍⇒海外挙式と、未婚⇒海外挙式⇒国内で入籍、という風に、結婚式と入籍のタイミングに違いがあります。
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