「人気のある会場は、予約が取りにくいし、高いから嫌だ」と考える人もいるかもしれません。ですが、ブライダル業界の現状と抱える問題を知れば、きっと考え方が変わるでしょう。
今回の記事は、売上・費用・利益といったビジネス面の話も出てきますので、ちょっと堅い内容です。
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結婚式ビジネスが抱える問題点
ブライダル業界は、結婚組数は減るのに、嗜好は多様化し、若い子のデキ婚から晩婚まで年齢層は幅広くなっています。しかも、式場の改装や新しい式場の登場があります。
つまり、過当競争に近い状態ですね。
とりあえず、最初に理由と結論を
以後は堅い話になりますので、混んでいる結婚式をおすすめする理由と結論を、先にざっくり書きますね。
「人気のない結婚式場は、同じ金額でもサービス・料理の質が低くくなる可能性があるから」です。
どうしてそうなるのでしょうか?興味ある方は、続きをご覧ください。
※ちなみに、「式場が空いている日程は、満足度・コスパが高いかも」の内容と矛盾しているように見えるかもしれませんが、あの記事で書いたことは、あくまで「人気のある式場」の「空いている日」は満足度が高くなる、という話です。
二極化?多極化?
ニーズの細分化、予算の細分化によって、結婚式場側が、狙えるターゲット層も細分化しています。おまけに、組数も減少傾向です。
ゼクシィに載せれば、以前は100人が反応してくれたのに、今は50人に減っている、というような状況ですね。
かつ、人気のある会場にはより予約が集中し、人気のない会場はその逆になります。
第一候補の会場の予約が取れないから、第二候補の会場にする、というケースがどんどん減ってきていますからね。
組数が減少傾向の式場は、どうするのか?
新しい会場が、安い値段で販売している、なんてことも実際起きています。ホテルよりも、専門式場の方が、安くて、そちらにシフトする人もいるでしょう。
そうなると、人気に陰りが見える式場は、値段を安くする、特典をつける、といったことをする必要が出てきます。必然的に、1組あたりの売上が下がります。
結婚式場側のかかるコストで大きいものは?
結婚式場側の費用で大きいものはなんでしょうか?
人件費と料飲(料理と飲み物)原価です。
1組あたりの売上が減ったら、その分、人件費と料飲原価が変わるわけではありません。となると、売上が減った分だけ、利益が減ります。
利益が減ると、事業が続けなくなります。では、どうするのか?ここで道が分かれます。
その会社に体力があれば、改装して新しくしたりしますよね。これが良い方向性。悪い方向性は、コストを下げることです。
止まらない悪循環
コストを下げる。つまり、人件費と料飲原価を削ることになります。ざっくりいうと、
- 人件費を下げる⇒正社員を減らして、アルバイトを増やす
- 料飲原価を下げる⇒安い食材を使う
といった感じです。
1万円の料理なのに、原価は1000円程度、なんていうことが問題になったこともありました(普通は3000円くらいです)。
スタッフの人件費を削り、料理の材料費を安くして、お酒も安めにして、なんとか利益を出す。そうなるとどうなるのでしょう?
当然、新郎・新婦・招待客の満足度は、著しく下がりますよね。
大きな結婚式場の口コミサイトに口コミ情報が集まる時代です。新郎新婦側だけではなく、参加者も書き込めるので、悪評はあっという間に広がります。
参加者の満足度が低い⇒口コミでの評価が低くくなる⇒売上が下がる⇒さらにコストを下げる⇒余計、満足度が低くなる⇒・・・
という悪循環が起きてしまいます。
人気が高い会場の場合
人気のある会場は、全く逆なことが起きます。
売上が伸びているから、満足度を上げて評判を高めるために、サービスや料理にお金をかけやすくなるわけですね。その評判がさらにお客様を呼ぶわけです。好循環。
でも、これまた難しいんですが、”人気がありすぎる”というのも注意が必要です。人気があるが故に、必要に高い価格で設定していることもあります。
見極めが難しいところです。
評判のいい結婚式場の見分け方
「評判のいい結婚式場の見分け方」のページに詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。ポイントは、3点。ゼクシィ、ブライダルフェア、口コミサイトです。
ちなみに、クチコミを見るなら、ゼクシィがオススメです。
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